2018年 06月 23日
(367) 韓国日本世界遺産古墳巡りの旅 (扶余郡編8)
五重塔と摩耗した大日如来の石像以外内にもない世界遺産定林寺址ですが、定林寺博物館には、
これ、奈良の大仏です。いきなり。
百済から日本に仏教が伝わったことを紹介するディスプレイですが、いきなり奈良の大仏とは、ちょっと飛躍すぎでは?日本に仏教が伝わったのは、552年。この時、仏典と共に漢字や猫も伝わったそうです。大仏が造られたのはその200年後です。聖徳太子が建立した奈良の法隆寺(世界最古の木造建築物,607年、百済の都が扶余にあるころですね)や奈良薬師寺の日光・月光菩薩(グプタ様式で色っぽく、モナ・リザに比肩します。最初、薬師寺は天武天皇の病気回復のため660年に建立の発願がなされたそうです)を無視してますね。仏教はすぐには受け入れられず迫害を受けています。その後、蘇我氏や聖徳太子の庇護を経て、聖武天皇による大仏建立です。大分県の宇佐神宮によると、ご祭神の応神天皇(八幡大御神、八幡様)が大仏建立に協力し始めて神仏習合がなされたそうです。大分県の宇佐から八幡大御神が女に乗り移り、輿に乗って奈良の大仏に行き、5000人の僧侶がお経を唱えたそうです。ちなみに、宇佐の地元では、八幡宮=宇佐神宮となってますが、社殿は三殿あり、応神天皇の母親である三韓征伐で有名な女傑神功皇后と宗像三女神が祭られています。韓国人女性観光客が社殿に詣でて参拝していたのには驚きました。三韓は古代朝鮮の代名詞。そこを侵略した人ですから。分かってやってたのかな???もっとも、神功皇后には新羅の血も交じっていたそうですから、祖先を御参拝?歴史って複雑ですね!特に朝鮮半島とは!
(続く)
by araeshuzo
| 2018-06-23 19:05
| 旅行記雑感