2007年 09月 02日
生徒に引かれて(今年の国際キャンプ・最終章)
8時から9時は小学生から大学生まで全員で、正雄君と海ちゃんのスピーチを聞きました。
今やってる「オドちゃんを救え!」の募金活動についてのお話でした。やってることが、しっかりしていると、話っぷりも違ってくるのですね。「中学3年生と思えないくらい。」と高校生もびっくりしていました。
10万円をポンと入れてくれる人もいれば、嫌な顔をする人も20%いるそうです。60%はただ通り過ぎるだけ。20%の人がいくらか入れてくれるそうです。人って様々ですね。
9時からは、小中学生は湖畔ハイキング・ボート漕ぎ、高校生大学生は国際会議でした。今年は日米だけ。ボランティア活動についての日米高校生比較が浮き彫りになりました。アメリカでは進学クラスの子でも時間を作って自主的にやるようです。学校の先生にお役所的に無理やりさせられるのではなく、学校とはまったく関係無いところで仕事を探してきたり、あるいは、自分は人を助けるのが好きだからと,自分独自のボランティアプログラムを開発したり、兎に角自主性と創造性の中で生きている感じでした。
それに対し、日本の高校生は進学校では宿題に追われ、進学校でなければアルバイトで忙しい、これが普通です。この点をアメリカの高校生は、「私たちだって同じよ。宿題はあるし、お稽古事もアルバイトもするわ。でも、なんとかして時間を作るのよ。」
この意識の差、なんなのでしょうね。おそらく、教育環境の違いだと思いますよ。日本では進学するのに成績さえ良ければと、親も子も思っている。センター試験の結果が総てであるかのように。それに対し、アメリカでは総てが評価の対象です。特にボランティア活動で何を学んで来たかが。海外に行ってボランティア活動すれば、単位をくれる大学もあるそうです。アメリカでは総てAO入試、それと推薦書が物を言います。
それに対して、私の町の伝統ある進学校、かつての旧制中学では、AOや推薦だと勉強しなくなると排除し、センター試験と一般試験に向け酷い位の詰め込み教育が相変わらず続いております。
by araeshuzo
| 2007-09-02 17:27