仏像から、また、ちょっと飛んでしまいますが、ちょっと!

 世の中いろいろな親がいますね。秋葉原のグッサリ事件や次々起こる忌まわしい事件を見ていると、子ども相手の仕事をしている私は、ついつい親子関係から事件や死刑囚を考えてしまいます。教室でこの子の親、危ないなと思うこともあります。無理やり子どもに勉強させる親、自由や主体性を認めない親。かと、思うと、こんなお母さんからのメールもあります。モンゴル3000キロ馬の旅に学校を3ヶ月休ませて(当時中学2年生)行かせたお母さんからです。

 荒江様
正雄の母です
こんばんわ。いつも正雄がお世話になっています。
いつも、キャンプにお誘いしていただきありがとうございます。
色んな方々との交流の場、また、出会いの機会を与えていただき
感謝感謝です。
正雄も足利で皆さんに会えることを本当に楽しみみたいで
頑張っている部活も休んで行くことをすぐにきめていました。

参加費用の件ですが皆さんと同じ18,000円で大丈夫です。
今日振り込みさせていただきましたのでよろしくおねがいします。

いつも本当にいい経験をさせていただきながら、こちらは何も出来ず
すこしでもお役に立てることが無いかと思っていました。
そして、以前ホームページで賛助会員があることを知りました。
今日、5000円を振り込みましたので
活動のお役に立てていただきたいと思います。

気持ちだけしか出来ませんがお納め下さい。
ではまた、キャンプではよろしくおねがいします。

 
 それに対し、私は、

 正雄君の存在は、足利の子どもにとって、よい刺激となる教育的存在です。いい影響
を与えてくれていると思います。試験のみを目的に勉強させたって仕方ないですか
ら。これから正雄君どう考えていくか分かりませんが、若いときの経験は、一生の生
きる栄養分になると信じて、今の仕事をしております。また、賛助会費有難うござい
ます。モンゴルに送る1000冊の英語の教科書がありますので、その輸送費に役立
たせて頂きます。有難うございました。ライシー 代表 荒江周三 拝

 海ちゃん、正雄君については、以前このブログでたくさん紹介しました。つまらん内容の受験勉強・生活、部活部活で疲弊する公立中学の生徒、二十数年の間、いろいろ見てきました。今思うことは、「学校教育からの親と子どもの独立」です。「あくまで、教育は子どもの未来の為に。」です。
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by araeshuzo | 2008-07-12 00:33

 日光・月光菩薩の謎に戻ります。

 話を進めるため、もう一度最初の仏像である、ガンダーラ仏を考えてみましょう。

 
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 このように、ガンダーラ仏を見ると、その顔立ち、波打つ髪、体?や大衣の表現など、いずれも人間的であり、現実的である。実際ガンダーラ仏は現実の人間を感じさせる仏像はいないであろう。およそ日本の仏像のような「彼岸の存在」を思わせる仏陀ではなく、どこか現実にいそうな身近な存在としての仏陀といっていい。しかし、ガンダーラ仏はその最初期から仏陀特有の特徴、つまり頭光、肉髻、白毫、手の手間膜といった特徴を決まって持っており、明らかに現実の人間とは異なる存在として造形されている。仏陀を人間像として表現する一方、超人間的特相をそなえているのである。ガンダーラ仏は、いわば「人間を超えた人間」「神格化された人間」として造形されたことが分かる。
 
 {DR.黒石の最近思うこと」より引用

仏像の造立はガンダーラかマトゥラか議論があるが、クシャン朝のカニシカ王時代に、人間を超えた人間として釈迦の像を造る土壌すでにあった。500年間、釈迦本来の像を拝むことを中止していた、原始仏教徒たちの戒律を破り、偶像崇拝を避けて、異なるリング等で代用していた、祈りの対象は、時代の流れと、仏教徒たちの願いと、クシャンの成立で、ギリシャの神々の像に似せたスタイルで、釈迦の像を作り上げた。これがシルクロードより、大乗仏教となり、日本に伝わった。

 「Dr.黒石の最近思うこと」より引用

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 マトゥラでは菩薩像は、あまり多くない。カネーシュラー出土の坐像は頭部と右手を欠いているが、結跏趺坐して、禅定印を結んでいる。首飾り、腕輪などの装身具を身につけている。アヒチャトラ出土の弥勒菩薩立像は、左手に水瓶を持っている。また王冠に化仏を持つ観音像もある。マトゥラはガンダーラの影響を受けた事は、ガンダーラのハーリティー像が出土していることからもうかがえる。
女神の酔態を表したシーンなどは、インドの伝統にないもので、バッカスの流れであろうか。

ポストクシャン時代(3世紀後半~4世紀)仏像の通肩のスタイルが現れるが、厚い衣褶の特徴がガンダーラ的である。ただ力量感に乏しく、形式的である。インド仏教美術の最高傑作が現れるのは、グプタ時代のマトゥラにおいてである。ゴーヴィンドナガル出土の仏立像は、螺髪に、瞑想的な眼、通肩の衣紋は、薄くて、肉体の細部が透けて見えるほどである。衣紋は流れるように細隆線である。マトゥラ、ガンダーラ仏の両系統を統合して生まれたものである。

3世紀中頃、仏像誕生契機を作ったクシャン朝が分裂し、4世紀初め、マガダ地方から興ったグプタ朝が北インド全域を統一して1大王朝を築いた。紀元320年チャンドラグプタ1世によるグプタ紀元が始まり、息子のサムドラグプタはガンジス河上流地域から中インドを含む北インドを支配し、帝国の真の建設者となる。次のチャンドラグプタ2世の時、クシャンのマトゥラの要素が強い文化を土台にして、インド本来の民族文化を開花させ、古典的インド文化を創造して、後世の範となった。「インドの黄金時代」5世紀初頭には更に洗練され円熟した彫刻、形式化したマトゥラもなくなり、目は半ば閉じ、落ち着きと、威厳を持ち、通肩にまとった衣はぴったり体に密着したように彫られ、流麗な細かな陽刻線により襞を表している。この栄光も6世紀にはグプタ朝も終わる。

その頃、日本で、ようやく仏教文化が始まろうとしていた。



 「Dr.黒石の最近思うこと」より引用
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by araeshuzo | 2008-07-05 03:26

 ここ日本で私が過ごした日々はまるで神話の世界のような想像を絶するものでありました。他の国にいるより容易いことでは無かったと思いますが、私は物事をあるがままに受け入れることにしています。それもまた経験ですから。いいこと悪いことこれら全てが私を成長させ、大きくさせてくれました。誠に喜ばしいことです。

 私は、ここで過ごした時間を最高に凄く、最高に幸せで、最高に悲しく、最高に困難なことであったと思えるようにしたいです。前向きに、全体の中でこの経験を捉え、素適なイメージとして守っていきたいです。

 確かに、言える事は、私は他ではできないこの経験を一生忘れないということです。誠に信じがたいことを経験し、今後私の人生の大きな存在となる素晴らしい人たちと出会ったのですから。

 もう一度、全ての事に千の感謝を!

 ここから、私、荒江のコメントを少し。今までたくさんの留学生をエリア・レップとして受け入れ、世話してきましたが、最後まで頑張った留学生には、全員私は、敬意を抱いております。10ヶ月間のホームステイ・留学生活とは、それくらい凄まじいものと十分分かっておりますので。中でも、フロリ-ンみたいにカルチャー・ショックの連続だったり、何度も泣いた子にとっては、日本で過ごした日々は「神話の世界のような想像を絶するものだった」に違いありません。それでも、日本が嫌いにならず、大学で日本語を勉強したら、また、日本に帰って来て、フランス語の先生になるのが夢というのは、見事だと思います。もともとフランス人というのは、日本文化に対する関心が並大抵ではありません。さすが芸術の国の人間であると思います。たくさんのフランス人に接してきてそう思います。こっちも勉強になり面白いです。

 今年、秋から今度はフランスの男の子が来ますが、フランス人のマイナス面(我と自己主張が強くて、まるで中国人みたい)を持った子でなければいいのですが。ひどいのひどい!終わり
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by araeshuzo | 2008-07-04 02:10

 私が日本を留学先として選んだのは、日本に魅せられていたからです。先ず、きっかけは、漫画を知ったことからでした。私見ですが、それは日本人の精神性と日本文化をよく表していると思います。それから、私はインターネットやテレビを通じて日本についての情報を得、全体的に日本の文化が本当に好きになり始めました。確かに、日本にも私が好きになれないものがあります。ですが、それは私自身の国でも同じことです。

 日本の文化とフランスの文化はとても違います。でも、それ故に私は大変な関心を抱きました。

 私は、また、日本語も好きです。とりわけ、その音、メロディーが。

 こういったことの全てが、私が日本に来ることを決断させました。

 帰国後、フランスの大学での勉強が終了したら、日本で数年間過ごすことを希望しています。

 私が日本にいる間、私を日本人と同化させようとした人たちには、あまり感謝できません。最初は、大変でした。というのは、日本語は全く出来ませんでしたし、日本文化についての知識はあったにしても、私の文化ではありませんし、その一部でもありませんから。どのように他の人と触れ合って行けばいいか分かりませんでした。

 幸い、お友達が複数でき、滞在中ずっと大変な助けとなってくれました。その人たちがいなかったら、私はどうなっていたか分かりません。その人たちのお陰で、素的な経験ができました。本当に感謝です。

 続く
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by araeshuzo | 2008-07-04 00:04